胃カメラ検査の対象となる方
下記のような症状がある方は、必ず胃カメラ検査を受けましょう。
- 胸やけや酸っぱいものがこみ上げる、のどのつかえ感のある方
- お酒を飲むとすぐに顔が赤くなる方
- 胃のあたりに不快感や痛みがある方
- 貧血や黒っぽい便がでる方
- 食欲不振や急激な体重減少のある方
- 家族にピロリ菌感染者がいる、または過去にピロリ菌の除菌歴のある方
- 食道がんや胃がんになった家族のいる方
- 人間ドックや検診の胃透視検査などで要精査といわれた方
上記に該当する場合には、胃に何らかの疾患が潜んでいる可能性があります。如何なる病気においても早期発見が非常に重要です。
心当たりのある方は胃カメラ検査を受けることをおすすめ致します。
胃カメラ検査とは
胃カメラ検査とは、口または鼻からスコープ（内視鏡）を挿入し、胃の中を直接観察する検査です。胃のどこに異常があり、どのような状態になっているのかを正確に把握することが可能です。
昨今では比較的年齢が若い方でも「胃がん」を発症するケースが増えてきています。健康で健やかな生活を送るためにも、胃カメラ検査を定期的に受けるようにしましょう。
当院の胃カメラ検査の特徴
①鎮静剤を使用して検査が可能
②経鼻内視鏡を使用
③内視鏡専門医が全例対応
④最新機器を完備
ハイビジョン技術が導入されて以来、飛躍的に鮮明な内視鏡画像が得られるようになりました。最近では白色光だけでなく「特殊光」が開発されており、その中の一つにNBI（Narrow Band Imaging：狭帯域光法）という粘膜内の血管をより鮮明にする技術があります。がんの増殖には血管からの栄養補給を必要とするため、病変の近くの粘膜には多くの血管が集まりやすくなると考えられています。
そこで粘膜内の血管などをより観察しやすくするために、血液中のヘモグロビンが吸収しやすい特殊な光を照らして画面に表示するのがNBIです。
NBIでは毛細血管の集まりやそのパターンなどが鮮明に表示されるため、白色光での観察では見えにくかったがんを指摘できると期待されています。
⑤即日検査も対応可能
胃カメラ検査の流れ
①検査前日
前日の夕食は消化の良いものにして頂き、夜９時までに済ませて下さい。水・お茶は寝る前まで結構です。
常用の内服薬については医師の指示に従って下さい。
②検査当日
1来院・受付
当日朝食をとらずに来院・受付して下さい。
2中待合
リラックスして検査を受けていただけるように内視鏡室専用の中待合室を設けました。こちらでゆっくりお待ち下さい。この後口からの場合はのどの、鼻からの場合は鼻の麻酔を行います。
3内視鏡室
当院の上部内視鏡は高画質でありながら直径約5ミリと極細径ですので、楽に検査を受けていただくことができます。ご希望の方は鎮静剤で眠ったまま検査を受けていただくことが可能です。また検査の際の送気に炭酸ガスを使用しているため、検査中や検査後のお腹の張りや違和感が軽く済みます。
4診察室
画像を見ながら、検査結果説明を致します。
胃カメラ検査の費用
| 検査内容 | 1割負担 | 3割負担 |
|---|---|---|
| 胃カメラ検査のみ | 2,000円程度 | 4,000円〜6,000円程度 |
| 胃カメラ検査＋病理組織検査 | 3,000円〜4,000円程度 | 7,000円〜12,000円程度 |
- ※上記金額はあくまでも目安となります。
よくあるご質問
胃カメラ検査は保険適用ですか？
胃カメラ検査は基本的には保険適用となります。ただし、当院の医師が胃カメラ検査を行う必要がないと判断した上で、患者様ご自身の希望により胃カメラ検査を行った場合には、保険が適応されません。
胃カメラ検査にはどれくらいの費用が掛かりますか？
上記の料金表をご確認下さい。
胃カメラ検査に掛かる時間はどれくらいですか？
観察上、特に問題が無ければ基本的に10分程で終了します。患者様によって個人差があるため時間は前後します。
胃カメラ検査時に必要な持ち物はありますか？
特に持ち物はありません。
受診当日に胃カメラ検査を受けることはできますか？
基本的には事前の予約が必要となりますが、当院の医師が緊急性が高いと判断すれば、検査を行うことは可能です。
